大黒屋 江戸木箸

江戸木箸は江戸職人によって大正の初期より作り始められ、
約百年の伝統と歴史があります。
厳選された銘木(黒檀、紫檀、鉄木、その他希少材等)を
素材として、木そのものの良さを生かしたお箸です。
製材から塗りの作業まで、一つ一つ手作業で作ります。
全ての削りの作業は、職人の感覚だけで削り出されていきます。

店主・竹田勝彦さんは07年に
東京都優秀技術者(東京マイスター)に認定されたほか、
作品は海外でも注目されています。


■指にぴったり収まり、握りやすいものを選ぶ

使いやすい箸をみつけるには、見た目ではなく、
実際に手に持って選ぶことが大切です。
人の手は千差万別。
指の長さ、手の厚み、握りの感覚がそれぞれ違います。
一般的に、使いやすいとされる箸の長さは、
手首から中指の先までの長さに3〜4cmプラスしたもの。
また、握りやすく感じるのは、
丸い箸や円形に近い、七角、八角などの箸。
四角形が主だった昔の江戸木箸の握り心地をよくするために
改良を重ねた角数の多い木箸は、
そのフィット感から多くの愛用者を生んでいます。

五角、七角、八角、変形、他にも専用箸や上達箸など、
さまざまな種類の中から自分に合った箸を選べることが
江戸木箸の大きな特徴です。



 
■スーッと細い箸先がつまみやすさのカギ

箸のもっとも大切な機能であるつまみやすさは、
「喰い先一寸」といわれる箸先3cmにあります。
先にいくほど細くなっていて、
並べて置いたとき2本がスーッと添うもの。
先が細いと、握る部分をあまり開かなくても箸先がピタッと合い
楽につまめて、手が疲れません。
大黒屋の角箸は、細い先端まで角があるため
食べ物が滑りにくく、小粒の豆でもつまみやすく、
細かい魚の骨を取り除いたり、
柔らかい豆腐をつまみ上げるなどの
繊細な作業がやりやすいことが特徴です。

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